Web アプリケーションの配備を取り消す前に、アプリケーションで要求の処理が完了する必要があります。アプリケーションを正常に無効にするプロセスは、休止と呼ばれます。アプリケーションを休止する場合は、タイムアウトピリオドを指定します。ロードバランサは、指定されたタイムアウトピリオドに基づいて、アプリケーションを休止するために次のポリシーを使用します。
タイムアウトピリオドが経過していない場合、ロードバランサは新しい要求をアプリケーションには転送せずに、Web サーバーに返します。ただし、タイムアウトピリオドが経過するまで、スティッキ要求の転送は引き続き行います。
タイムアウトピリオドを経過すると、ロードバランサは、スティッキ要求を含むアプリケーションへのすべての要求を受け付けなくなります。
ロードバランサが参照するすべてのサーバーインスタンスまたはクラスタから、あるアプリケーションを無効にする場合、無効化されたアプリケーションのユーザーは、アプリケーションが再度有効化されるまでサービスを受けられません。1 つのサーバーインスタンスまたはクラスタからアプリケーションを無効にして、別のサーバーインスタンスまたはクラスタでは有効にする場合、ユーザーは引き続きアプリケーションにアクセスできます。詳細については、「可用性を低下させないアプリケーションのアップグレード」を参照してください。
asadmin disable-http-lb-application を使用して、次のパラメータを指定します。
タイムアウト (分単位)
無効にするアプリケーションの名前
無効化を実行するターゲットクラスタまたはインスタンス
コマンドの詳細については、disable-http-lb-application(1) を参照してください。
asadmin export-http-lb-config を使用して、ロードバランサ設定ファイルをエクスポートします。コマンドの詳細については、export-http-lb-config(1) を参照してください。
エクスポートした設定を Web サーバーの config ディレクトリにコピーします。