Sun Java System Application Server 9.1 高可用性 (HA) 管理ガイド

ロードバランサのログの有効化

ロードバランサプラグインは、次の情報をログに記録します。


注 –

ロードバランサのログが有効になっていて、Web サーバーのログレベルが DEBUG かまたは verbose メッセージを出力するように設定されている場合、ロードバランサは Web サーバーのログファイルに HTTP セッション ID を記録します。したがって、ロードバランサプラグインをホストしている Web サーバーが DMZ 内にある場合、本稼動環境では DEBUG または同等のログレベルを使用しないでください。

ログレベル DEBUG を使用する必要がある場合は、loadbalancer.xmlrequire-monitor-data プロパティーを false に設定して、ロードバランサのログを無効にしてください。


Procedureロードバランサのログを有効にする

  1. Web サーバーのログオプションを設定します。この手順は、Web サーバーによって異なります。

    • Sun Java System Web Server の場合

      サーバーの管理コンソールで、「Magnus Editor」タブを表示し、「Log Verbose」オプションを「On」に設定します。

    • Apache Web Server の場合は、ログレベルを DEBUG に設定します。

    • Microsoft IIS の場合は、sun-passthrough.properties ファイルのログレベルを FINE に設定します。

  2. ロードバランサ設定の「監視」オプションを true に設定します。

    asadmin create-http-lb-config コマンドを使用して最初にロードバランサ設定を作成する際に監視を true に設定するか、asadmin set コマンドを使用してあとから true に設定します。デフォルトでは、監視は無効になっています。