Sun Java System Application Server 9.1 高可用性 (HA) 管理ガイド

ProcedureLinux で共有メモリーを設定する

Linux では、共有メモリー設定を設定する必要があります。デフォルトのセマフォー設定を調整する必要はありません。

  1. ルートとしてログインします。

  2. ファイル /etc/sysctl.conf を編集します。

    Redhat Linux では、sysctl.conf を変更してカーネルパラメータを設定することもできます。

  3. kernel.shmax および kernel.shmall の値を次のように設定します。


    echo MemSize > /proc/sys/shmmax
    echo MemSize > /proc/sys/shmall

    ここで、MemSize はバイト数です。

    kernel.shmax パラメータは、共有メモリーセグメントの最大サイズをバイト単位で定義します。kernel.shmall パラメータは、システムで一度に使用できるページ内の共有メモリーの合計容量を設定します。これらの両方のパラメータの値を、マシンの物理メモリーの総量に設定します。この値は、10 進数のバイト数で指定します。

    たとえば、両方の値を 2G バイトに設定するには、次のように指定します。


    echo 2147483648 > /proc/sys/kernel/shmmax
    echo 2147483648 > /proc/sys/kernel/shmall
  4. 次のコマンドを使用してマシンを再起動します。

    sync; sync; reboot