ロードバランサ設定を作成します。
これを行うには、コマンド asadmin create-http-lb-config を使用します。
次のすべての手順 (手順 2 〜 7) を、単一の asadmin コマンド create-http-lb とそのオプションを使用して実行できます。このコマンドの詳細については、create-http-lb(1) を参照してください。
ロードバランサが管理するクラスタまたはスタンドアロンサーバーインスタンスへの参照を追加します。
これを行うには、コマンド asadmin create-http-lb-ref を使用します。このコマンドの詳細については、create-http-lb-ref(1) を参照してください。
ターゲットを指定してロードバランサ設定を作成しており、そのターゲットが、ロードバランサが参照する唯一のクラスタまたはスタンドアロンサーバーインスタンスである場合は、この手順を飛ばしてください。
ロードバランサによって参照されるクラスタまたはスタンドアロンサーバーインスタンスを有効にします。
これを行うには、コマンド asadmin enable-http-lb-server を使用します。このコマンドの詳細については、enable-http-lb-server(1) を参照してください。
アプリケーションの負荷分散を有効にします。
これを行うには、コマンド asadmin enable-http-lb-application を使用します。このコマンドの詳細については、enable-http-lb-application(1) を参照してください。
これらのアプリケーションは、ロードバランサが参照するクラスタまたはスタンドアロンインスタンスで使用するために、事前に配備および有効にしておく必要があります。負荷分散のためにアプリケーションを有効にする手順は、アプリケーションを使用可能にする手順とは別です。
健全性検査を作成します。
これを行うには、コマンド asadmin create-http-health-checker を使用します。このコマンドの詳細については、create-http-health-checker(1) を参照してください。
健全性チェッカは、不健全なサーバーインスタンスを監視し、それらの健全性が戻ったときにロードバランサが新しい要求を送信できるようにします。
Sun Java System Web Server (6.1 または 7.0) を使用している場合は、手順 6 および 7 を実行する代わりに、ロードバランサ設定ファイルを生成してネットワーク経由でデータを Web Server に送信すれば、処理を 1 つの手順で完了できます。
asadmin ツールを使用してこれを行うには、create-http-lb コマンドの --autoapplyenabled オプションを true に設定します。このコマンドの詳細については、create-http-lb(1) を参照してください。
ロードバランサ設定ファイルを生成します。
これを行うには、コマンド asadmin export-http-lb-config を使用します。このコマンドの詳細については、export-http-lb-config(1) を参照してください。このコマンドは、Sun Java System Application Server に同梱されているロードバランサプラグインとともに使用する設定ファイルを生成します。
ロードバランサ設定ファイルを、ロードバランサプラグイン設定ファイルが格納されている Web サーバーの config ディレクトリにコピーします。
ロードバランサ設定ファイルを自動生成し、ネットワーク経由で Web サーバーにデータを送信する処理を 1 つの手順で行うには、SSL 設定用に Web サーバーを設定し、DAS 証明書をインポートする必要があります。Sun Java System Web Server の設定については、「Sun Java System Web Server の設定」を参照してください。