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8.3 プログラム例: スペルチェック

set を使用する簡単なプログラム例として、スペルチェックがあります。


注: このプログラムは spell.cpp ファイルにあります。

スペルチェックでは、2 つの入力ストリームを引数とします。1 つは正しいスペルのワードを表すストリーム (辞書) で、もう 1 つはテキストファイルです。開始するには、辞書を set に読み込みます。これは copy() 関数と入力ストリーム反復子で実行され、値が辞書のインサータにコピーされます。次に、テキストの語句が 1 つずつ検証され、辞書にあるかどうかが確認されます。辞書にない場合は、スペルが間違っている語句の set に追加されます。テキスト全体の検証が終了すると、スペルの間違っている語句の一覧が出力されます。

スペルが間違っている各語句に対して、修正候補が表示されます。修正候補の検出に使用できる発見方法には、さまざまなものがあります。ここで使用する手法は、単純に隣接する文字を入れ替えるという方法です。これを検出するために、次の関数の呼び出しがスペルの間違った語句を表示するループに挿入されます。


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OEM リリース, 1998 年 6 月