Oracle Solaris Studio 12.2: dbx コマンドによるデバッグ

プログラムを dbx で実行する

dbx に最後に読み込んだプログラムを実行するには、run コマンドを使用します。引数を付けないで run コマンドを最初に入力すると、引数なしでプログラムが実行されます。引数を引き渡したりプログラムの入出力先を切り替えたりするには、次の構文を使用します。


run [ arguments ] [ < input_file ] [ > output_file ]

次に例を示します。


(dbx) run -h -p < input > output
Running: a.out
(process id 1234)
execution completed, exit code is 0
(dbx)

Java コードを含むアプリケーションを実行する場合は、実行引数は、JVM ソフトウェアに渡されるのではなく、Java アプリケーションに渡されます。main クラス名を引数として含めないでください。

引数を付けないで run コマンドを繰り返し使用した場合、プログラムは前回の run コマンドの引数や入力先を使用します。rerun コマンドを使用すれば、オプションをリセットできます。run コマンドの詳細については、run コマンド」を参照してください。rerun コマンドの詳細については、rerun コマンド」を参照してください。

アプリケーションは、最後まで実行され、正常に終了するかもしれません。ブレークポイントが設定されている場合には、ブレークポイントでアプリケーションが停止するはずです。アプリケーションにバグが存在する場合は、メモリーフォルトまたはセグメント例外のため停止することがあります。