Oracle Solaris Studio 12.2: dbx コマンドによるデバッグ

dbx でプログラムを実行する

プログラムを初めて dbx に読み込むと、dbx はそのプログラムの「メイン」ブロック (C、C++、および Fortran 90 の場合は main、Fortran 77 の場合は MAIN、Java コードの場合は main クラス) に移動します。dbx は続いて、ユーザーから出されるコマンドを待機します。ユーザーは、コード上を移動するか、イベント管理コマンドを使用できます。

プログラムを実行する前に、そのプログラムにブレークポイントを設定することもできます。


注 –

Java コードと C JNI (Java Native Interface) コードまたは C++ JNI コードの混在するアプリケーションをデバッグする場合に、まだ読み込まれていないコードでブレークポイントを設定することができます。これらのコードへのブレークポイントの設定の詳細については、「ネイティブ (JNI) コードでブレークポイントを設定する」を参照してください。


プログラムの実行を開始するには、run コマンドを使用します。

dbx で引数を指定しないでプログラムを実行するには、次のように入力します。


(dbx) run

任意でコマンド行の引数と入出力の切り替えを追加できます。この場合は、次のように入力します。


(dbx) run [arguments][ < input_file] [ > output_file]

注 –

Java アプリケーションの入力および出力をリダイレクトすることはできません。


run コマンドの出力は、dbx を実行しているシェルに noclobber を設定した場合でも、既存ファイルを上書きします。

run コマンドそのものは、前の引数とリダイレクトを使用して、プログラムを実行します。詳細については、run コマンド」を参照してください。rerun コマンドは、元の引数とリダイレクトなしでプログラムを実行します。詳細については、rerun コマンド」を参照してください。