Oracle Solaris Studio 12.2: dbx コマンドによるデバッグ

変数を調べる

プログラムの状態に関する十分な情報がスタックトレースに含まれているかもしれませんが、ほかの変数の値を調べる必要が生じることも考えられます。print コマンドは式を評価し、式の型に基づいて値を印刷します。次は、単純な C 式の例です。


(dbx) print msg
msg = 0x20a84 "Hello world"
(dbx) print msg[0]
msg[0] = ’h’
(dbx) print *msg
*msg = ’h’
(dbx) print &msg
&msg = 0xefffe8b4

データ変更ブレークポイントを使用すれば、変数と式の値を追跡できます (「データ変更ブレークポイントを設定する」を参照)。たとえば、変数 count の値が変更されたときに実行を停止するには、次を入力します。


(dbx) stop change count