Oracle Solaris Studio 12.2: dbx コマンドによるデバッグ

デバッグセッションを終了する

dbx の起動から終了までが 1 つの dbx セッションになります。1 つの dbx セッション中に、任意の数のプログラムを連続してデバッグできます。

dbx セッションを終了するには、quitdbx プロンプトに入力します。


(dbx) quit

起動時に process_id オプションを使用してデバッガを動作中のプロセスに接続した場合、デバッグセッションを終了しても、そのプロセスは終了しないで動作を続けます。 すなわち、dbx はセッションを終了する前に自動的に detach コマンドを実行します。

プロセス実行の停止

Ctrl + C を使用すると、dbx を終了しないでいつでもプロセスの実行を停止できます。

dbx からのプロセスの切り離し

dbx をあるプロセスに接続した場合、そのプロセスおよび dbx セッションを終了せずに、そのプロセスを dbx から切り離すには、detach コマンドを使用します。

プロセスを終了せずに dbx から切り離すには、次のように入力します。


(dbx) detach

dbx が占有アクセスしているときにブロックされるほかの /proc ベースのデバッグツールを一時的に適用している間に、プロセスを切り離して停止状態にすることができます。詳細については、「プロセスから dbx を切り離す」を参照してください。

detach コマンドの詳細については、detach コマンド」を参照してください。

セッションを終了せずにプログラムを終了する

dbxkill コマンドは、プロセスを終了するとともに、現在のプロセスのデバッグも終了します。ただし、kill コマンドは、dbx セッション自体を維持したまま、dbx で別のプログラムをデバッグできる状態にします。

プログラムを終了すると、dbx を終了しないで、デバッグ中のプログラムの残りを除去することができます。

dbx で実行中のプログラムを終了するには、次のように入力します。


(dbx) kill

詳細については、kill コマンド」を参照してください。