Oracle Solaris Studio 12.2: dbx コマンドによるデバッグ

bcheck の例

hello に対してリーク検査だけを実行します。


bcheck hello

mach に引数 5 を付けてアクセス検査だけを実行します。


bcheck -access mach 5

cc に対してメモリー使用状況検査だけを静止状態で実行し、通常の終了状況で終了します。


bcheck -memuse -q cc -c prog.c

プログラムは、実行時エラーがバッチモードで検出されても停止しません。すべてのエラー出力がエラーログファイル logfile にリダイレクトされます。しかしプログラムは、ブレークポイントを検出するか、またはプログラムが割り込みを受けると停止します。

バッチモードでは、完全なスタックバックトレースが生成されて、エラーログファイルにリダイレクトされます。スタックフレームの数は、dbx 環境変数 stack_max_size によって制御できます。

ファイル logfile がすでに存在する場合、bcheck はそのファイルの内容を消去してから、そこに出力をリダイレクトします。