Oracle Solaris Studio 12.2: dbx コマンドによるデバッグ

intercept [-all] [-x] [-set] [typename] コマンド

スタックを解放する前に、特定の型の例外を阻止または捕獲できます。intercept コマンドを引数を付けずに使用すると、阻止される型がリストで示されます。-all を使用すると、すべての例外が阻止されます。阻止リストに型を追加するには typename を使用します。-x を使用すると、特定の型を除外リストに格納し、阻止から除外することができます。-set を使用すると、阻止リストと除外リストの両方をクリアし、リストを指定した型のみをスローするインターセプトまたは除外に設定できます。

たとえば、int を除くすべての型を阻止するには、次のように入力します。


(dbx) intercept -all -x int

Error 型の例外を阻止するには、次のように入力します。


(dbx) intercept Error

CommonError 例外の阻止が多すぎた場合は、次のように入力してその除外を実行することができます。


(dbx) intercept -x CommonError

intercept コマンド引数なしで入力すると、処理されていない例外および予期で きない例外を含んだ阻止リストが表示されます。これらの例外はデフォルトで阻止され、それに加えてクラス CommonError を除くクラス Error の例外が阻止されます。


(dbx) intercept
-unhandled   -unexpected   class Error -x class CommonError

Error が例外クラスのものではなく、探している例外クラスの名前が分からない 場合は、次のように入力すると、クラス Error 以外のすべての例外を阻止できます。


(dbx) intercept -all -x Error

詳細については、intercept コマンド」を参照してください。