Oracle Solaris Studio 12.2: dbx コマンドによるデバッグ

構文

loadobject -list [regexp] [-a]

ここで

regexp は正規表現です。指定していない場合は、コマンドがすべてのロードオブジェクトに適用されます。

各ロードオブジェクトのフルパス名が表示されます。また、余白部分には状態を示す文字が表示されます。隠されたロードオブジェクトは、-a オプションを指定した場合のみリスト表示されます。

h

"hidden" を意味します (シンボルは、whatisstop in などのシンボル照会では検出されません)。

u

有効なプロセスがある場合、u は「マップされていない」を意味します。

p

この文字は、事前に読み込まれた LO、つまり loadobject -load コマンドまたはプログラムの dlopen イベントの結果を示します。

次に例を示します。

(dbx) lo -list libm
/usr/lib/64/libm.so.1
/usr/lib/64/libmp.so.2
(dbx) lo -list ld.so
h  /usr/lib/sparcv9/ld.so.1 (rtld)

最後の例は、実行時リンカーのシンボルがデフォルトでは隠されていることを示します。これらのシンボルを dbx コマンドで使用するには、次の loadobject -use コマンド」を使用します。