Logical Domains 1.2 管理ガイド

Procedure制御ドメインを設定する


注 –

この手順には、制御ドメイン用に設定するリソースの例も含まれています。ここで示す数値は単なる例であり、使用される値が制御ドメインに適していない場合があります。


  1. 制御ドメインに暗号化デバイスが割り当てられているかどうかを判断します。


    primary# ldm list -o crypto primary
    
  2. 暗号化リソースを制御ドメインに割り当てます。


    注 –

    制御ドメインに暗号化デバイスが割り当てられている場合は、CPU を動的に再構成することはできません。そのため、暗号化デバイスを使用していない場合は、set-mau0 に設定します。


    次の例では、1 つの暗号化リソースが制御ドメイン primary に割り当てられます。これによって、残りの暗号化リソースをゲストドメインで使用できるようになります。


    primary# ldm set-mau 1 primary
    
  3. 仮想 CPU を制御ドメインに割り当てます。

    たとえば、次のコマンドでは、4 つの仮想 CPU が制御ドメイン primary に割り当てられます。これにより、残りの仮想 CPU をゲストドメインで使用できるようになります。


    primary# ldm set-vcpu 4 primary
    
  4. メモリーを制御ドメインに割り当てます。

    たとえば、次のコマンドでは、4G バイトのメモリーが制御ドメイン primary に割り当てられます。これにより、残りのメモリーをゲストドメインで使用できるようになります。


    primary# ldm set-memory 4G primary
    
  5. 論理ドメインのマシン構成をサービスプロセッサ (SP) に追加します。

    たとえば、次のコマンドを使用して initial という名前の構成を追加します。


    primary# ldm add-config initial
    
  6. 次回の再起動時に構成が使用できる状態であることを確認します。


    primary# ldm list-config
    factory-default
    initial [next poweron]

    この list サブコマンドでは、電源を再投入すると initial 構成設定が使用されることが示されています。