Solaris ユーザーズガイド (上級編)

現在実行されているコマンドの表示 (ps)

現在実行されているプロセスを調べるには、ps コマンドを使います。ps コマンドでは、コマンドの入力後生成される、ユーザが所有する各プロセスのプロセス識別番号 (PID の下に表示される) が表示されます。また、プロセスが起動された 端末 (TTY)、現在までにプロセスが使った CPU 時間 (TIME)、プロセスが実行しているコマンド (COMMAND) などが表示されます。

ps コマンドに -l オプションを指定すると、実行中の各プロセスの情報 (S の下に示される各プロセスの状態など) が表示されます。プロセスの状態を示すコードは次のとおりです。

ps の実行中でも、個々のプロセスの状態は変化します。ps コマンドで取得できる情報はこのコマンドの実行時におけるスナップショットのため、その出力結果は、ps を入力した直後のほんのわずかの時間にしか適用できません。

ps(1) コマンドにはこの節で説明している以外に多数のオプションがあります。詳細については、『man pages section 1: User Commands』を参照してください。