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ttsession はどのように照合をチェックしますか

ttsession が照合を検査するさまざまな方法を表 D–4 に示します。

表 D–4 ttsession の照合の検査方法

方法 

説明 

一致するか 

TT_HANDLER

このようなアドレス指定は「ポイントツーポイント」配信であり、メッセージは受信側に直接渡される。登録されたパターンは検査されないため、ポイントツーポイントのメッセージは監視できない 

照合は不要 

TT_PROCEDURE

操作 (op) の同じ静的シグニチャ (sig) のリストを検索し、オブザーバと見込みのあるハンドラのリストを収集する。 

sig が引数もコンテキストも持たない場合 

sig プロトタイプ (引数の個数、型、モード) の値が異なる場合 

sig コンテキストがメッセージのコンテキストのサブセットである場合 

待ち行列に入れる必要のあるすべての静的オブザーバ用情報を保存する。 

動的パターンを検索し、オブザーバと使用可能なハンドラのリストに追加する。このリストを作成するのに、ttsession はまず操作付きのパターンを使用し、次に操作なしのパターンを使用する。

信頼性、状態、クラス、アドレス、ハンドラ、ハンドラの ptype、配信範囲、オブジェクト、otype、送信側、送信側の ptype、引数、コンテキストを検査する。 

まずオブザーバに配信する (ハンドラは状態が変わる可能性があるため)。 

最もよく一致したハンドラに配信する。2 つ以上のハンドラが等しく「最適」な場合は、任意に選択する。 

 

=> 一致する 

=> 一致しない 

=> 一致する 

TT_OBJECT & TT_OTYPE

type 引数が設定されているかどうかを検査する。 

sig が異なる otype を持つ場合 

sig が otype を 1 つも持たず、配信範囲が異なる場合 

その他の場合は、TT_PROCEDURE

 

=> 一致しない 

=> 一致しない