ONC+ 開発ガイド

タイムアウト値の変更

クライアントプログラムはサーバーに要求を送った後、デフォルトで 25 秒間応答を待ちます。応答待ちのタイムアウト値は clnt_control() ルーチンを使用して変更できます。clnt_control() ルーチンの使用方法についての詳細は、標準インタフェース を参照してください。また、rpc(3NSL) マニュアルページも参照してください。 タイムアウト値を変更する場合に、ネットワークを往復するのに必要な最短時間より長くなるようにする必要があります。次のプログラム例で、clnt_control () の使用方法を示します。


例 3–24 clnt_control ルーチン

struct timeval tv;
CLIENT *clnt;
clnt = clnt_create( "somehost", SOMEPROG,
									SOMEVERS, "visible" );
 
if (clnt == (CLIENT *)NULL)
	exit(1);
tv.tv_sec = 60;	/* 
							 * タイムアウト値を 60 秒に変更
							 */
tv.tv_usec = 0;
clnt_control(clnt, CLSET_TIMEOUT, &tv);