ONC+ 開発ガイド

基本ブロックサイズ

XDR のブロックサイズの選択はさまざまな条件の兼ね合いで決まります。2 のような小さな値を選択して符号化データを小さくすると、そのようなデータ境界を使用しないマシンでは整合の問題が起こります。8 のような大きな値にすると、事実上すべてのマシンでデータ整合が可能になりますが、符号化データが大きくなり過ぎます。妥協案として 4 が選ばれました。4 は適度な大きさでほとんどのアーキテクチャに対応できます。

基本ブロックサイズが 4 であるということは、コンピュータで標準 XDR が使用できないことを意味するわけではありません。各データ項目のオーバヘッドが、4 バイト (32 ビット) アーキテクチャのマシンより大きくなるという意味です。4 という値は符号化データを妥当なサイズに押さえる意味でも適当な値です。

どのマシンでも同じデータは同じ値に符号化されなければ、符号化データを比較したりチェックサムを取ったりできません。したがって、可変長データの最後は、ゼロデータでパディングしなければなりません。