Solaris 共通デスクトップ環境 上級ユーザ及びシステム管理者ガイド

Apple Macintosh アプリケーション環境でのフロッピーや CD メディアの使用

Apple Macintosh アプリケーション環境 (MAE) バージョン 1.0 をすでにインストールしていて、取り外し可能メディア (フロッピーディスクや CD-ROM) を OpenWindows のファイル・マネージャ・アプリケーションで使用する場合、/etc/rmmount.conf ファイルを編集しなければなりません。これによって、MAE は、ファイル・マネージャの取り外し可能メディアで正しく動作します。

/etc/rmmount.conf ファイルを変更するには

  1. su と入力し、次にパスワードを入力して、root ユーザになります。

  2. /etc ディレクトリに移動します。次のコマンドを入力して、Return キーを押します。

    # cd /etc 
    
  3. エディタで、/etc/rmmount.conf ファイルを開きます。

  4. #Actions の下にある次の行を、リストの最後に移動します。

       action floppy action_macfs.so

    たとえば、次のようになります。

       # more rmmount.conf
       # @(#)rmmount.conf 1.2     92/09/23 SMI
       #
       # Removable Media Mounter configuration file.
       #
       # File system identification
       ident hsfs ident_hsfs.so cdrom
       ident ufs ident_ufs.so cdrom floppy
       ident pcfs ident_pcfs.so floppy
       ident macfs ident_macfs.so floppy
       # Actions
       action cdrom action_filemgr.so
       action floppy action_filemgr.so
       action floppy action_macfs.so
  5. 保存して終了します。

    MAE をインストールすると、rmmount.conf ファイルに macfs action 行が追加されます。MAE のインストールを解除する場合、この行は削除されます。

    この変更によって、MAE で Macintosh のフロッピーを使用できるようになります。また、OpenWindows または CDE のファイル・マネージャ・アプリケーションでも取り外し可能メディアを使用できるようになります。しかし、MAE は、フォーマットしていないフロッピー、読めないフロッピー、および DOS フォーマットのフロッピーを認識できなくなります。このようなディスクはすべて、この設定手順に従って、OpenWindows のファイル・マネージャ・アプリケーションに渡されます。

    MAE で、フォーマットしていないフロッピー、読めないフロッピー、および DOS フォーマットのフロッピーを認識できるようにするには、action floppy action action_macfs.so 行を、action floppy action_filemgr.so 行の前に置かなければなりません。