Solaris 10 インストールガイド (Solaris Live Upgrade とアップグレードの計画)

スワップファイルシステムのスライスを選択するための指針

ここでは、スワップスライスの構成に関する推奨事項と例を示します。

新しいブート環境のスワップの構成

lucreate コマンドの -m オプションを使って、3 通りの方法でスワップスライスを構成できます。

3 通りのスワップ構成の例を次に示します。現在のブート環境では、ルート (/) ファイルシステムが c0t0d0s0 上に構成されています。スワップファイルシステムは c0t0d0s1 上に構成されています。

スワップの使用中に起きるブート環境作成の失敗

現在のブート環境以外のブート環境によってスワップスライスが使用されている場合、ブート環境の作成は失敗します。-s オプションを使って作成されたブート環境の場合、代替ソースブート環境だけはスワップスライスを使用していてもかまいませんが、それ以外のブート環境が使用していてはいけません。