Solaris 10 インストールガイド (Solaris Live Upgrade とアップグレードの計画)

Procedureブート環境をアクティブにする (コマンド行インタフェース)

ブート環境をアクティブにするには、使用しているリリースに応じて次の手順を使用します。


x86 のみ –

Solaris 10 1/06 以降のリリースでは、GRUB メニューを使用してブート環境を切り替えることができます。「x86: GRUB メニューを使ったブート環境のアクティブ化」を参照してください。


手順
  1. スーパーユーザーになるか、同等の役割になります。

    役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細は、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。

  2. 次のように入力して、ブート環境をアクティブにします。


    # /sbin/luactivate  BE_name
    
    BE_name

    アクティブにするブート環境の名前を指定します。

  3. リブートします。


    # init 6
    

    注意 – 注意 –

    リブートには initshutdown コマンドを使用してください。reboothaltuadmin コマンドを使用すると、ブート環境の切り替えは行われません。以前にアクティブであったブート環境が再びブートされます。



例 9–13 ブート環境をアクティブにする (コマンド行インタフェース)

この例では、次のリブート時に second_disk ブート環境がアクティブになります。


# /sbin/luactivate second_disk
# init 6