Solaris 10 の概要

x86 システムのカーネルの選択

この機能は、Solaris Express 11/04 で新しく追加されました。

Solaris 10 OS には、使用中のシステムが 64 ビット対応かどうかを自動的に検出し、適切なカーネルをブートする機能があります。

Solaris 10 の新規インストールを行なった場合、ブートプログラムにより、当該システムが 64 ビット対応であることが検出されると、自動的に 64 ビットカーネルが読み込まれます。当該システムが 64 ビット対応でない場合は、32 ビットカーネルが読み込まれます。

デフォルトの 32 ビットカーネルを読み込むように設定されているシステム上で Solaris 10 OS のアップグレードインストールを行なった場合、32 ビットと 64 ビットのどちらのカーネルを読み込むかは、システムにより自動的に決定されます。デフォルト以外のカーネルを読み込むように構成されたシステムでは、引き続きデフォルト以外のカーネルが読み込まれます。特定のカーネルを読み込むようにシステムをカスタマイズする手順については、『Solaris のシステム管理 (基本編)』の第 8 章「システムのシャットダウンとブート (概要)」を参照してください。

カーネルの選択手順の詳細は、http://docs.sun.com で Solaris 10 に関するマニュアルを参照してください。