Solaris 10 の概要

XFree86 機能拡張用の X クライアントサポート

X11 ウィンドウの機能拡張は、Solaris Express 6/05 リリースおよび Solaris 10 1/06 リリースで新しく追加されました。

これらの機能拡張では、XFree86 プロジェクトによって最初に開発された X サーバー機能拡張が利用されています。これらの機能拡張が Xorg X サーバーに組み込まれています。

次の新しいプログラムを利用できます。

xgamma

XF86VidMode 機能拡張を使用して、モニターのガンマ補正を変更します

xrandr

RandR 機能拡張を使用して、画面のサイズを変更したり画面を回転したりします

xvidtune

XF86VidMode 機能拡張を使用して、Xorg にビデオモード調整機能を提供します

xvinfo

X Video 機能拡張アダプタ情報を出力します

上級ユーザーであれば、これらのアプリケーションを使用して、実行時に Xorg サーバーの設定を調節できます。この作業を行うと、現在のシステムのハードウェアの機能について詳細な情報を入手できます。


注 –

これらのプログラムを利用するには、XFree86 機能拡張へのサポートが必要です。つまり、これらのプログラムは現時点では Xsun X サーバーで動作しません。これらのプログラムは、この機能拡張がサポートされていない X サーバーでは動作しません。


詳細は、それぞれのアプリケーションのマニュアルページを参照してください。マニュアルページを表示するときには、必要に応じて /usr/X11/man を $MANPATH に追加してください。