Solaris 10 の概要

Xorg X11R7.2 サーバーおよびドライバ

X11 ウィンドウシステム、関連したグラフィックス、および入力デバイスドライバ用の Xorg サーバーは、X11R7.2 リリースにアップグレードされました。X11R7.2 リリースには Xorg サーバーの version 1.2 が含まれています。また、x64 プラットフォームと SPARC プラットフォーム向けの 64 ビット版の Xorg サーバーも追加されましたが、共通した SPARC グラフィックスデバイス向けのドライバは Xorg ではまだ使用できません。

このリリースには、Xephyr で入れ子にした X サーバーや Xorg 版の Xvfb も組み込まれており、どちらも /usr/X11/bin ディレクトリにインストールされます。このバージョンの Xorg は、LBX (Low Bandwidth X) 拡張をサポートしなくなりました。帯域幅が極端に制限されたネットワークリンクにまたがって X ディスプレイを配置する必要があるサイトでは、ssh(1) の X トンネリング機能や圧縮機能を使用するようにしてください。