Solaris 10 の概要

Hashed Cache Index モードのサポート

Hashed Cache Index モードは、UltraSPARC T2 プロセッサで利用できる新しいハードウェア機能です。ハードウェアは、さらに多くのアドレスビットを使って L2 キャッシュインデックスを計算します。その結果、大規模ページ用のページカラーが増えます。

最適なパフォーマンスを実現するには、Solaris カーネルによって、キャッシュを共有するすべてのスレッドで使用されるページカラーの数をできるだけ多くする必要があります。Solaris 仮想メモリーサブシステムは、この新しいハードウェア機能に対応するように拡張されました。適切なカラー計算により、UltraSPARC T2 システム上のアプリケーションプログラムのパフォーマンスとスループットの整合性が改善されます。