LDAP コマンドは、Solaris Express 12/03 で変更されました。
いくつかの LDAP コマンドが、SSL を完全にサポートし、SASL のサポートを拡張するために更新されています。これらの変更によって、スマートリフェラルを管理したり、仮想リスト表示 (VLV) を使用できるようになるだけでなく、LDAP サーバーにバインドするときの認証を強化することもできます。
このアップグレードによって、Solaris LDAP コマンドの機能が Sun の LDAP ディレクトリサーバーのコマンドと互換性を持つようになります。Solaris のすべての機能には、下位互換性が確保されています。更新されたコマンドは、ldapdelete、ldapmodify、ldapadd、ldapsearch、および ldapmodrdn です。
LDAP コマンドに変更がいくつか適用されています。変更内容は次のとおりです。
-M authentication オプションが廃止されています。このオプションは、より強力な -o オプションに置き換わりました。-M オプションは、スマートリフェラルの管理に使用されます。
検索結果が、デフォルトでは LDAP データ交換形式 (LDIF) で表示されるようになりました。下位互換性を確保するために、-r オプションを使用すれば、結果が古い形式で表示されます。
詳細は、ldapdelete(1)、ldapmodify(1)、ldapadd(1)、ldapsearch(1)、および ldapmodrdn(1) のマニュアルページを参照してください。
詳細は、『Solaris のシステム管理 (ネーミングとディレクトリサービス : DNS、NIS、LDAP 編)』を参照してください。