Solaris 10 の概要

ISO 8601 形式で報告されるようになった監査時刻

この機能は、Solaris Express 12/03 で新しく追加されました。

監査レコードのファイルトークンとヘッダートークンに報告される時刻が、ISO 8601 形式になりました。たとえば、ファイルトークンの praudit コマンドでは、次のように出力されます。

古いファイルトークン:

file,Mon Oct  13 11:21:35 PDT 2003, + 506 msec, 
/var/audit/20031013175058.20031013182135.machine1
新しいファイルトークン:

file,2003-10-13 11:21:35.506 -07:00, 
/var/audit/20031013175058.20031013182135.machine1
古いヘッダートークン:

header,173,2,settppriv(2),,machine1,
Mon Oct 13 11:23:31 PDT 2003, + 50 msec
新しいヘッダートークン:

header,173,2,settppriv(2),,machine1,
2003-10-13 11:23:31.050 -07:00

XML 出力も変更されました。たとえば、praudit -x コマンドの出力では、ファイルトークンは次のような形式になります。


<file iso8601="2003-10-13 11:21:35.506 -07:00">
/var/audit/20031013175058.20031013182135.machine1</file>

praudit の出力を解析するスクリプトまたはツールをカスタマイズしている場合は、この変更に対応するために更新が必要になる場合があります。

詳細は、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』の第 27 章「Solaris 監査 (概要)」と「Solaris 10 リリースでの Solaris 監査拡張機能」を参照してください。