この説明は、Solaris Express 2/03 で新しく追加され、Solaris Express 9/03 で更新されました。Solaris 9 ユーザー向けに、この機能が Solaris 9 4/04 で新しく追加されました。
この節では、Software Express リリースの USB ドライバの機能拡張について説明します。
新しい汎用 USB ドライバ – USB デバイスのアクセスや操作を、標準 UNIX のシステムコール read(2) および write(2) を使用するアプリケーションから実行できるようになり、特別なカーネルドライバの作成は不要になりました。
これ以外に次のような特徴があります。
アプリケーションから raw デバイスデータやデバイスの状態情報にアクセスできます
制御転送、バルク転送、および割り込み転送 (in および out) をサポートします
詳細は、ugen(7D) のマニュアルページおよび http://developers.sun.com/ の「USB Driver Development Kit」を参照してください。
Digi Edgeport USB サポート – 一部の Digi Edgeport USB-to-serial-port 変換デバイスをサポートします。
新しいデバイスには、/dev/term/[0-9]* または /dev/cua/[0-9]* としてアクセスできます。
USB シリアルポートをその他のシリアルポートと同じように使用できます。ただし、ローカルシリアルコンソールの機能はありません。ユーザーから見て、USB ポート経由でデータが実行されていることはわかりません。
詳細は、usbser_edge(7D) のマニュアルページを参照するか、http://www.digi.com および http://www.sun.com/io を参照してください。
ユーザーが作成したカーネルおよびユーザー空間ドライバの文書サポートとバイナリサポート – Solaris 9 USB Driver Development Kit (DDK) を使用でき、その文書は Solaris 10 OS に適用できます。Driver Development Kit 関連の情報、および USB ドライバ開発に関する最新情報については、http://developers.sun.com/ を参照してください。