Solaris ボリュームマネージャの管理

シナリオ—RAID-1 (ミラー) ボリューム

図 10–1に、ミラー d20 を示します。このミラーは、2 つのボリューム (サブミラー) d21d22 からなります。

この例で Solaris ボリュームマネージャは、複数の物理ディスク上でデータを複製し、アプリケーションに 1 つの仮想ディスク d20 を提供します。ディスクへの書き込みはすべて複製されます。ディスクからの読み取りはミラーを構成するサブミラーの 1 つから行われます。ミラー d20 の容量は、もっとも小さいサブミラーのサイズと同じになります (サブミラーのサイズが異なる場合)。

図 10–1 RAID-1 (ミラー) の例

2 つの RAID-0 ボリュームを合わせて RAID-1 (ミラー) ボリュームとして使用し、冗長性のある記憶領域を提供しています。