Solaris ボリュームマネージャの管理

例 —RAID-0 (連結ストライプ方式) ボリューム

図 8–3 に、3 つのストライプの連結である、連結ストライプ方式ボリュームを示します。

最初のストライプは 3 つのスライス (A から C) から構成され、飛び越し値は16K バイトです。2 つめのストライプは 2 つのスライス (D と E) から構成され、飛び越し値は 32K バイトです。最後のストライプは 2 つのスライス (F とG) から構成されています。このストライプには飛び越し値が指定されていないため、その前に追加されたストライプの飛び越し値 (32K バイト) が継承されます。データブロックはまず最初のストライプに順次追加されます。このストライプが満杯になると、2 つめのストライプにデータブロックが追加されます。さらに、このストライプが満杯になると、データブロックは 3 つめのストライプに追加されます。各ストライプでは、データブロックが、指定された飛び越し値に基づいてインタリーブされます。

図 8–3 RAID-0 (連結ストライプ方式) ボリュームの例

複数のストライプが連結されて、大型の単一論理 RAID-0 ボリュームとして提示されています。