Solaris ボリュームマネージャを使用するための要件は、次のとおりです。
Solaris ボリュームマネージャを管理するためには root 権限が必要です。Solaris 管理コンソールの User Profile 機能によって同等の権限が与えられていれば、Solaris 管理コンソールを使って管理を行うことができます。ただし、Solaris ボリュームマネージャのコマンド行インタフェースを使用できるのは、スーパーユーザーだけです。
Solaris ボリュームマネージャを使ってボリュームを作成するためには、少なくとも 3 つの状態データベースの複製が、 Solaris ボリュームマネージャを稼働するシステム上に存在していなければなりません。状態データベースの複製には、すべてのボリューム、ホットスペア、およびディスクセットの構成と状態に関する情報が格納されています。最大限の信頼性を確保するためには、これらの複製を異なるコントローラと異なるディスクに配置するようにします。状態データベースの複製の詳細については、「Solaris ボリュームマネージャの状態データベースと状態データベースの複製について」を参照してください。状態データベースの複製を作成する手順については、「状態データベースの複製の作成」を参照してください。