ボリュームデフォルトファイル (/etc/defaults/metassist.xml) を編集して、metassist コマンドの動作を指定します。
ファイルを編集する際には、ファイルが文書型定義 (DTD) /usr/share/lib/xml/dtd/volume-defaults.dtd に準拠するようにしてください。XML ファイルが DTD に準拠していないと、metassist コマンドはエラーメッセージを出して異常終了します。
ボリュームを作成する前に、/etc/default/metassist.xml ファイルを編集してデフォルト設定を指定します。この設定は、metassist コマンドを使って作成するすべてのボリュームに適用されます。この例に示す metassist コマンドでは、ボリュームをコントローラ c1 上にだけ作成します。さらに、ストライプを作成する際には必ず、4 つのコンポーネントと飛び越し値 512KB からなるストライプを作成します。/etc/default/metassist.xml ファイルが再び変更されない限り、これらの制約はすべての metassist コマンドに適用されます。
# cat /etc/default/metassist.xml <!DOCTYPE volume-defaults SYSTEM \ "/usr/share/lib/xml/dtd/volume-defaults.dtd"> <volume-defaults> <available name="c1" /> <stripe mincomp="4" maxcomp="4" interlace="512KB" ></stripe> </volume-defaults> # metassist create -s myset -S 10Gb |
このmetassist コマンドによって、/etc/default/metassist.xml ファイルで指定されたとおりに、4 つのスライスと 512K バイトの飛び越し値を使用する、10G バイトのストライプが作成されます。