Solaris のシステム管理 (基本編)

x86 システムのブート動作を変更する

x86 システムのブート動作を変更する主な方法は、次のとおりです。

Procedurex86: eeprom コマンドを使用してブート動作を変更する方法

  1. スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。

    役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。

  2. 指定されたパラメータを変更します。


    # eeprom parameter=new-value
    
  3. 新しいパラメータが設定されていることを確認します。


    # eeprom parameter
    

    この出力には、指定したパラメータの新しい eeprom 値が表示されるはずです。


例 11–3 x86: eeprom コマンドを使用して boot-file パラメータを設定する

次の例は、システムが 64 ビットカーネルをブートするように手動で指定する方法を示しています。64 ビット対応のシステムが必要です。


# eeprom boot-file=kernel/amd64/unix

次の例は、64 ビット対応システムで 32 ビットカーネルを手動でブートする方法を示しています。


# eeprom boot-file=kernel/unix

次の例は、システム上で自動検出されたデフォルトのブート動作を復元する方法を示しています。


# eeprom boot-file=""