Solaris のシステム管理 (基本編)

Procedureサービスを変更する方法

次の手順は、inetd サービスによって管理されていないサービスの設定を変更する方法を示します。

  1. スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。

    役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。

  2. 必要に応じて設定ファイルを変更します。

    多くのサービスは、起動方法などの設定情報を定義するための設定ファイルを 1 つ以上持っています。それらのファイルはサービス実行中でも変更可能です。ファイルの内容がチェックされるのはサービス起動時です。

  3. サービスを再起動します。


    # svcadm restart FMRI
    

例 19–11 NFS ファイルシステムを共有する

NFS サービスを使って特定のファイルシステムを共有するには、そのファイルシステムを /etc/dfs/dfstab ファイル内に定義したあと、NFS サービスを再起動する必要があります。この例は、dfstab ファイルの内容とサービスの起動方法を示しています。


# cat /etc/dfs/dfstab
 .
 .
share -F nfs -o rw /export/home
# svcadm restart svc:/network/nfs/server