Solaris のシステム管理 (基本編)

Java Web Console のアプリケーションへのアクセス

Web コンソールに正常にログインしたあとで、そのコンソールに登録されているすべてのアプリケーションに自動的にアクセスできるようになるとは限りません。通常、アプリケーションはすべてのユーザーがコンソールの起動ページでそれを表示できるようにインストールされます。管理者は、アプリケーションに対するアクセスを付与および制限できます。

アプリケーションへのアクセスを制限するには、アプリケーションの app.xml ファイルに含まれている authTypes タグに権利を指定します。アプリケーションの app.xml ファイルは、installation-location/WEB-INF/ サブディレクトリにあります。通常、このディレクトリは /usr/share/webconsole/webapps/app-context-name /WEB-INF になります。

アプリケーションのファイルが通常の場所に存在しない場合にそれらの格納場所を見つけるには、次のコマンドを使用します。


wcadmin list --detail -a

このコマンドは配備済みのすべてのアプリケーションを一覧表示しますが、その際、各アプリケーションの配備時刻とベースディレクトリへのパスが表示されます。app.xml ファイルはそのベースディレクトリ内のサブディレクトリ WEB-INF に格納されています。

詳細は、authTypes タグを使って承認を指定する」を参照してください。