SMF の「プロファイル」とは、サービスインスタンスの一覧とそれぞれを有効にするかどうかを示す XML ファイルのことです。この Oracle Solaris リリースで配布されるプロファイルには、次のようなものがあります。
/var/svc/profile/generic_open.xml – このプロファイルは、以前の Solaris リリースではデフォルトで起動されていた標準のサービスを有効化します。
/var/svc/profile/generic_limited_net.xml – このプロファイルは、以前の Solaris リリースではデフォルトで起動されていた標準のインターネットサービスの多くを無効化します。ネットワーク接続を提供するために network/ssh サービスは有効化されます。
/var/svc/profile/ns_*.xml – これらのプロファイルは、システムで実行されるよう設定されているネームサービスに関連するサービスを有効化します。
/var/svc/profile/platform_*.xml – これらのプロファイルは、特定のハードウェアプラットフォームに関連するサービスを有効化します。
Oracle Solaris OS を新規にインストールした場合やこの OS にアップグレードした場合は、そのあとの最初のブート時に、いくつかの Solaris プロファイルが自動的に適用されます。具体的には、/var/svc/profile/generic.xml プロファイルが適用されます。通常、このファイルには、generic_open.xml または generic_limited_net.xml へのシンボリックリンクが設定されています。また、最初のブート時に site.xml というプロファイルが /var/svc/profile に存在している場合や、次のブートまでに追加された場合は、このプロファイルの内容が適用されます。管理者は site.xml プロファイルを使用して、有効にするサービスの初期セットをカスタマイズすることができます。
プロファイルの使用方法については、「SMF プロファイルを適用する方法」を参照してください。