Solaris のシステム管理 (基本編)

Procedurebootadm コマンドを使ってブートアーカイブを手動で更新する方法

  1. スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。

    役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。

  2. ブートアーカイブを更新するには、次のように入力します。


    # bootadm update-archive
    
    bootadm

    システム上のブートアーカイブを管理します。

    update-archive

    必要に応じて、現在のブートアーカイブを更新します。SPARC と x86 の両方のシステムに適用されます。

    • 代替ルートのブートアーカイブを更新するには、次のように入力します。


      # bootadm update-archive -R /a
      
      -R altroot

      update-archive サブコマンドに適用する代替ルートパスを指定します。


      注 –

      -R オプションを使用して非大域ゾーンのルート (/) ファイルシステムを参照してはいけません。そのようにすると、大域ゾーンのファイルシステムが損傷したり、大域ゾーンのセキュリティーが低下したり、非大域ゾーンのファイルシステムが損傷したりする場合があります。zones(5) のマニュアルページを参照してください。


  3. システムを再起動します。


    # reboot