システムをブートするときは、次の点に注意してください。
SPARC システムをシャットダウンしたあとでブートするには、PROM レベルで boot コマンドを使用します。
x86 システムをシャットダウンしたあとでブートするには、GRUB メニューで OS インスタンスを選択します。
Solaris 9 リリースと一部の Oracle Solaris 10 リリースでは、x 86 システムをシャットダウンしたあとでブートするには、一次ブートサブシステムメニューで boot コマンドを使用します。
電源を切断した後に再投入すればシステムをリブートできます。
このシャットダウン方法をサポートしている リリースが稼働する x86 システムを使用するのでないかぎり、この方法は正常なシャットダウンとは言えません。「x86: 電源ボタンによるシステムシャットダウン開始のサポート」を参照してください。このシャットダウン方法は、緊急の場合にだけ使用してください。システムサービスやプロセスが突然終了するため、ファイルシステムに損傷を与えることがあります。この種の損傷の修復作業には手間がかかり、さまざまなユーザーファイルやシステムファイルをバックアップコピーから復元する必要が生じる可能性があります。
SPARC システムと x86 システムとでは、ブート時に使用するハードウェアが異なります。これらの違いについては、第 15 章x86: GRUB ベースのブート (参照情報)を参照してください。