この節では、システムのシャットダウン時およびブート時に使用する用語について説明します。
「実行レベル」とは、システムの状態を表す文字または数字のことで、どのシステムサービスを使用できるのかを示します。システムは常に定義済み実行レベルの 1 つで動作します。実行レベルは init プロセスによって維持されるため、実行レベルは「init 状態」と呼ばれることもあります。システム管理者は、init コマンドまたは svcadm コマンドを使用して、実行レベルを変更します。このマニュアルでは、init 状態を実行レベルと呼びます。
「ブートオプション」とは、システムのブート方法を表します。
次のようなブートオプションがあります。
対話式ブート – システムのブート方法に関する情報 (カーネルやデバイスのパス名など) を入力するプロンプトが表示されます。
再構成ブート – システムが再構成され、新しく追加されたハードウェアや新しい擬似デバイスがサポートされるようになります。
回復ブート – システムがハング状態になったとき、無効なエントリがあるためシステムが正常にブートできないとき、またはユーザーがログインできないときに使用します。
GRUB ベースのブート特有の用語については、「x86: GRUB の用語」を参照してください。