Solaris のシステム管理 (基本編)

Oracle Solaris パッチへのアクセス

パッチは、http://sunsolve.sun.com の Web サイトから取得できます。SunSolve Patch Portal Web サイトからパッチにアクセスするには、システムがインターネットに接続されており、かつ Mozilla Web ブラウザなどの Web ブラウザを実行できる必要があります。

個々のパッチにアクセスしたり、パッチクラスタから一連のパッチにアクセスしたり、パッチレポートを参照したりできます。

各パッチには、そのパッチに関する情報を含む README ファイルが関連付けられています。

パッチの番号付け

パッチは、一意の「パッチ ID」によって識別されます。パッチ ID とは、パッチのベースコードとパッチのバージョン番号を表す数字とをハイフンでつなぎ合わせた英数字文字列のことです。たとえば、パッチ 118833-10 は、SunOS 5.10 カーネル更新用パッチ、第 10 リビジョンのパッチ ID です。

Oracle Solaris パッチの管理

この節では、利用可能なパッチツールを使って Oracle Solaris パッチを管理する方法について説明します。

パッチツールは次のことを行います。

パッチを適用している間は、patchadd コマンドによって /var/sadm/patch/patch-id /log ファイル内に情報がロギングされます。


注 –

patchadd - M コマンドは機能が向上しています。このコマンドを使用してシステムにパッチを適用するときに、パッチ ID を番号順に指定する必要がなくなりました。パッチ ID を指定しないで patchadd -M コマンドを使用すれば、ディレクトリ内のすべてのパッチがシステムにインストールされます。これらの変更の詳細は、patchadd(1M) のマニュアルページを参照してください。


この patchadd コマンドは、次の場合にはパッチまたはソフトウェア更新を適用できません。