Solaris のシステム管理 (基本編)

Procedure署名付きパッケージを追加する方法 (pkgadd)

この手順では、Oracle のルート CA 証明書が、すでにインポートされているものと仮定しています。詳細は、http://download.oracle.com/docs/cd/E17476_01/javase/1.4.2/docs/tooldocs/solaris/keytool.html を参照してください。

  1. スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。

    役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。

  2. 署名付きパッケージを追加します。


    # pkgadd -d /pathname/device-name
    

    -d device-name オプションには、パッケージのインストール元デバイスを指定します。デバイスとして指定できるのは、ディレクトリ、テープ、フロッピーディスク、リムーバブルディスクのいずれかです。また、pkgtrans コマンドによって作成されたデータストリームをデバイスとして指定することもできます。


例 22–3 署名付きパッケージを追加する

次の例は、システム上に格納された署名付きパッケージを追加する方法を示しています。


# # pkgadd -d /tmp/signed_pppd
The following packages are available:
  1  SUNWpppd     Solaris PPP Device Drivers
                  (sparc) 11.10.0,REV=2003.05.08.12.24

Select package(s) you wish to process (or 'all' to process
all packages). (default: all) [?,??,q]: all
Enter keystore password:
## Verifying signature for signer <User Cert 0>

.
.
.

次の例は、デバイス名として HTTP URL を指定して署名付きパッケージをインストールする方法を示しています。指定した URL は、ストリーム形式のパッケージを指している必要があります。


# pkgadd -d http://install/signed-video.pkg

## Downloading...
..............25%..............50%..............75%..............100%
## Download Complete
.
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