Solaris のシステム管理 (基本編)

ソフトウェアパッケージを管理するためのツール

次の表に、Oracle Solaris がシステムにインストールされたあと、システムに対してソフトウェアパッケージを追加および削除するためのツールを示します。

表 20–1 ソフトウェアパッケージを管理するためのツールまたはコマンド

ツールまたはコマンド  

説明 

マニュアルページ 

installer

Oracle Solaris インストール GUI などのインストーラを起動して、Oracle Solaris インストールメディアからソフトウェアを追加します。インストーラがローカル、リモートのいずれかで利用可能になっている必要があります。 

installer(1M)

prodreg (GUI)

インストーラを起動して、ソフトウェア製品情報を追加、削除、または表示します。Oracle Solaris インストール GUI または pkgadd コマンドを使ってインストールされたソフトウェア製品に関する情報を削除または表示する場合は、Oracle Solaris Product Registry を使用します。

prodreg(1M)

Oracle Solaris Product Registry prodreg ビューア (CLI)

prodreg コマンドでは、Oracle Solaris インストール GUI または pkgadd コマンドを使ってインストールされたソフトウェア製品に関する情報を削除または表示できます。

prodreg(1M)

pkgadd

 

ソフトウェアパッケージをインストールします。 

pkgadd(1M)

pkgchk

ソフトウェアパッケージのインストールを検査します。 

pkgchk(1M)

pkginfo

ソフトウェアパッケージ情報を表示します。 

pkginfo(1)

pkgparam

 

ソフトウェアパッケージのパラメータ値を表示します。 

pkgparam(1)

pkgrm

ソフトウェアパッケージを削除します。 

pkgrm(1M)

pkgtrans

インストール可能なパッケージをある形式から別の形式に変換します。-g オプションを指定して pkgtrans コマンドを実行すると、署名が生成され、該当するデータストリーム内に格納されます。

pkgtrans(1)

これらのコマンドの詳細は、第 21 章Oracle Solaris システム管理ツールによるソフトウェアの管理 (手順)および第 22 章Oracle Solaris パッケージコマンドによるソフトウェアの管理 (手順)を参照してください。