Solaris のシステム管理 (上級編)

ポートモニターの状態

sacadm コマンドは、ttymon ポートモニターおよび listen ポートモニターの状態を制御します。次の表は、起こりうるポートモニターの状態について説明したものです。

状態 

説明 

起動

デフォルト状態 – ポートモニターは追加されると自動的に起動されます。

有効

デフォルト状態 – ポートは追加されると自動的にサービス要求を受け付け可能になります。

停止

デフォルト状態 – ポートモニターは削除されると自動的に停止します。

無効

デフォルト状態 – ポートモニターは削除されると自動的に提供中であったサービスを続行し、新しいサービスの追加を拒否します。

起動中

中間状態 – ポートモニターの起動が進行中です。

停止中

中間状態 – ポートモニターは手作業で終了過程に入っていますが、まだシャットダウン手続きは完了していません。ポートモニターが停止状態になるまでの途中の状態です。

非動作中

アクティブではない状態 – ポートモニターが強制終了された状態です。前の動作状態のときに監視していたすべてのポートがアクセス不可になります。外部のユーザーからはポートが無効なのか、非動作状態なのか区別できません。

障害

アクティブではない状態 – ポートモニターを起動して動作状態を維持できません。

特定のポートモニターの状態を確認するには、次のコマンドを入力します。


# sacadm -l -p portmon-name