Solaris のシステム管理 (上級編)

ProcedureUFS 割り当て制限を超過したかどうかをチェックする方法

quota コマンドを使用して、割り当て制限が適用されているファイルシステム上の個々のユーザーの UFS 割り当て制限とディスク使用量を表示できます。

  1. スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。

    役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。

  2. 次のように入力して、割り当て制限が有効にされているマウント済みファイルシステムのユーザー割り当て制限を表示します。


    # quota [-v] username
    
    -v

    割り当て制限が設定されているマウント済みファイルシステムすべてについてユーザー割り当て制限を表示します。

    username

    ユーザーアカウントのユーザー名またはユーザー ID (UID) です。


例 7–6 UFS 割り当て制限を超過したかどうかをチェックする

次の例は、UID 301 によって識別されるユーザーアカウントに 1K バイトの割り当て制限が設定されているが、ディスク容量を使用していないことを示しています。


# quota -v 301
Disk quotas for bob (uid 301):
Filesystem  usage  quota limit timeleft files quota  limit timeleft
/export/home   0      1     2             0      2      3
Filesystem

ファイルシステムのマウントポイントです。

usage

現在のブロック使用数です。

quota

弱いブロック制限値です。

limit

強いブロック制限値です。

timeleft

ディスク割り当て制限タイマーの残り時間 (日単位) です。

files

現在の i ノード使用数です。

quota

弱い i ノード制限値です。

limit

強い i ノード制限値です。

timeleft

ディスク割り当て制限タイマーの残り時間 (日単位) です。