Solaris のシステム管理 (上級編)

リブートが失敗した場合の対処


注 –

この節で説明する情報の一部は、Oracle Solaris 10 リリースのみに関連しています。


システムがリブートに失敗した場合またはリブートしたがクラッシュした場合は、システムのブートを妨害しているソフトウェアまたはハードウェアの障害があると考えられます。

システムがブートしない原因 

問題の解決方法 

システムが /platform/`uname -m`/kernel/unix を見つけられない

SPARC システムの PROM 内の boot-device 設定を変更します。デフォルトのブートデバイスの変更については、『Solaris のシステム管理 (基本編)』「ブート PROM を使用してデフォルトのブートデバイスを変更する方法」を参照してください。

Oracle Solaris 10: x86 システムで、デフォルトのブートデバイスが存在しない。次のメッセージが表示される。

Not a UFS filesystem.

Oracle Solaris 10: Configuration Assistant (構成用補助) フロッピーディスク (ブートフロッピーとも呼ぶ) を使用してシステムをブートし、ブートするディスクを選択します。

Solaris 10 1/06: GRUB ブートアーカイブが壊れている。または、SMF ブートアーカイブサービスが失敗した。svcs -x コマンドを実行すると、エラーメッセージが表示される

Solaris 10 1/06: フェイルセーフアーカイブをブートします。

/etc/passwd ファイル内に無効なエントリが存在する

無効な passwd ファイルの復元については、『Solaris のシステム管理 (基本編)』の第 12 章「Oracle Solaris システムのブート (手順)」を参照してください。

ディスクなどのデバイスに、ハードウェアの問題がある 

ハードウェアの接続を確認します。 

  • 装置が接続されていることを確認します。

  • すべてのスイッチが適切に設定されていることを確認します。

  • すべてのコネクタおよびケーブル (Ethernet ケーブルも含む) を検査します。

  • すべて異常がなければ、システムの電源を切り、10 秒 〜 20 秒ほど待って、もう一度電源を投入します。

上記のリストで問題が解決できない場合は、ご購入先にお問い合わせください。