Solaris のシステム管理 (ネーミングとディレクトリサービス : DNS、NIS、LDAP 編)

ldapaddent を使用したディレクトリサーバーの生成


注 –

pam_unix を使用している場合、データを使用してディレクトリサーバーを生成する前に、パスワードを UNIX Crypt 形式で格納するようにサーバーを構成してください。pam_ldap を使用している場合、任意の形式でパスワードを格納できます。UNIX crypt 形式でパスワードを設定する方法については、Sun Java System Directory Server のマニュアルを参照してください。


ldapaddent は、標準入力から (/etc/filename passwd など) データを読み取り、このデータをサービスに関連付けられたコンテナに配置します。クライアント構成により、デフォルトのデータ書き込み方法が決定されます。


注 –

ldapaddent(1M) は LDAP クライアント上でのみ実行できます。LDAP ネームサービス用のクライアントの構成方法については、第 12 章LDAP クライアントの設定 (手順)を参照してください。


Procedureldapaddent を使ったユーザーパスワードデータによる Sun Java System Directory Server の生成方法

ldapaddent(1M) のマニュアルページを参照してください。LDAP セキュリティーおよび Directory Server への書き込みアクセスの詳細については、第 9 章LDAP 基本コンポーネントおよび概念 (概要)を参照してください。

  1. ldapaddent コマンドを使用して、/etc/passwd エントリをサーバーに追加します。


    # ldapaddent -D "cn=directory manager" -f /etc/passwd passwd