NIS は設定ファイルを正確に構文解析します。このため NIS 管理は容易になりますが、設定ファイルおよび構成ファイルにおける変更により、NIS の動作は影響を受けます。
次のファイルを変更する場合は、この節の手順を使用します。
/etc/resolv.conf。このファイルを追加または削除することで、DNS 転送が可能または不可になります
$PWDIR/security/passwd.adjunct。このファイルを追加したり削除したりすることで、C2 セキュリティーが可能または不可になります ($PWDIR は、/var/yp/Makefile で定義される)
NIS のマップまたはマップソースファイルを更新する場合は、NIS を停止および起動する必要はありません。
次の点に注意してください。
NIS マスターサーバーからマップまたはソースファイルを削除しても、スレーブサーバー上の対応するマップまたはソースファイルは自動的には削除されません。スレーブサーバー上の対応するマップまたはソースファイルの削除は、NIS 管理者が手作業で行う必要があります。
新しいマップは、自動的には既存のスレーブサーバーに転送されません。新しいマップを既存のスレーブサーバーに転送するには、NIS 管理者がそのスレーブサーバーで ypxfr を実行してください。
スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。
役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』の第 9 章「役割によるアクセス制御の使用 (手順)」を参照してください。
NIS サーバーを停止します。
# svcadm disable network/nis/server |
必要に応じてファイルを変更します。
NIS サーバーを起動します。
# svcadm enable network/nis/server |