Solaris のシステム管理 (ネーミングとディレクトリサービス : DNS、NIS、LDAP 編)

追加プロファイルを使用してディレクトリサーバーを生成する

ldapclientgenprofile オプションとともに使用すると、指定された属性に基づいて、構成プロファイルの LDIF 表現を作成できます。作成したプロファイルは、次に LDAP サーバーに読み込まれ、クライアントプロファイルとして使用されます。クライアントプロファイルは、 ldapclient init を使うことによりクライアントからダウンロードできます。

ldapclient genprofile の使用方法の詳細については、ldapclient(1M) のマニュアルページを参照してください。

Procedureldapclient を使った追加プロファイルによるディレクトリサーバーの生成方法

  1. スーパーユーザーになるか、同等の役割を引き受けます。

    役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』の第 9 章「役割によるアクセス制御の使用 (手順)」を参照してください。

  2. ldapclient コマンドを genprofile オプションとともに使用します。


    # ldapclient genprofile \
    -a profileName=myprofile \
    -a defaultSearchBase=dc=west,dc=example,dc=com \
    -a "defaultServerList=192.168.0.1 192.168.0.2:386" \
    

    > myprofile.ldif

  3. 新規プロファイルをサーバーにアップロードします。


    # ldapadd -h 192.168.0.1 -D “cn=directory manager” -f myprofile.ldif