Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)

確認範囲を NIS+ テーブルまで拡張: YPCHECK

YPCHECK 環境変数は、ASET でシステム構成ファイルテーブルも確認するかどうかを指定します。YPCHECK はブール型変数です。YPCHECK には true または false しか指定できません。デフォルト値は false で、NIS+ テーブルの確認は無効になっています。

この環境変数の機能を理解するために、passwd ファイルに与える影響を考えてみてください。false に設定すると、ASET はローカルの passwd ファイルを確認します。true に設定すると、NIS+ の passwd テーブル内でシステムのドメインも確認されます。


注 –

ASET ではローカルファイルが自動的に修復されますが、NIS+ テーブル内の潜在的な問題はレポートされるだけです。NIS+ テーブルの変更は行いません。