Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)

システムファイルの確認

このタスクでは、システムファイルが検査され、各ファイルと、マスターファイル内のそれらの記述とが比較されます。マスターファイルは、ASET がこのタスクを実行するときに初めて作成されます。マスターファイルには、指定したセキュリティーレベルの checklist によって適用されるシステムファイル設定が含まれています。

ファイルが確認されるディレクトリのリストは、セキュリティーレベルごとに定義されます。デフォルトのリストを使用するか、レベルごとに異なるディレクトリを指定してリストを変更できます。

ファイルごとに次の条件が確認されます。

ASET によって矛盾が見つかると、cklist.rpt ファイルに記録されます。このファイルには、システムファイルのサイズ、アクセス権、およびチェックサムの値について、マスターファイルと比較した結果が入っています。