Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)

ASET ファイルの例

この節では、調整ファイルや別名ファイルなどの ASET ファイルの例を示します。

調整ファイルの例

ASET は 3 つの調整ファイルを管理します。調整ファイル内の各エントリは 1 行に入っています。エントリ内のフィールドの順序は次のとおりです。


pathname mode owner group type 
pathname

ファイルのフルパス名

mode

アクセス権の設定を表す 5 桁の数値

owner

ファイルの所有者

group

ファイルのグループ

type

ファイルの形式

調整ファイルを編集するときは、次の規則が適用されます。

別名ファイルの例

別名ファイルには、同じユーザー ID を共有する別名の一覧が含まれています。

各エントリの書式は次のとおりです。

uid=alias1 =alias2=alias3 =...

uid

共有 UID。

aliasn

UID を共有するユーザーアカウント。

たとえば、次のエントリでは UID 0を一覧表示しています。この UID は、sysadm および root アカウントによって共有されています。

0=root=sysadm